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越前打刃物の伝統と歴史 越前鎌、包丁行商物語 NO,25

『越前打刃物の歴史を調べていると、

知人から一冊の書物を紹介して頂きました。

 

昭和四十六年に発行されたこの書物は、

著者斉藤嘉造先生が書かれた貴重な物でした。

 

未来へと語り継ぎ、残していかなければいけないと思い、

この場をお借りし一部抜粋して、ご紹介していきたいと思います。

 

永い年月をかけ越前打刃物である鎌、包丁、鉈、鋏などが、

全国に広まった事実の物語です。』

 

商いの道 その9

 

行商人が行商先に住みついて新しい世帯をもったり、

婿に入ったりして、そこで新しい住まいとして行商を続けたり、

または金物小売り店を開いたりしている例が案外に多い。

 

その中では、前から呼び名の 「越前屋」 をそのまま

使用しているものもある。

 

東日本を中心にして現在 「越前」 の名を用いて金物業

及び機料、雑貨業を営んでいる人達及びその祖先、

近親者は何らかの意味において、越前鎌行商人と

関係があったように思われる。

 

更に述べれば、越前屋を名のらない越前出身の金物店、

農器具店、雑貨店が全国各地に多く存在するのである。

 

また漆かきが全国各地に出稼ぎに行っていた関係からか

今も漆商、漆器商で福井県出身が非常に多い。

 

これによってもエネルギッシュな越前鎌行商人の、

活動の一端がしのばれるのである。

 

 

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