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越前打刃物の伝統と歴史 越前鎌、包丁行商物語 NO,23

『越前打刃物の歴史を調べていると、

知人から一冊の書物を紹介して頂きました。

 

昭和四十六年に発行されたこの書物は、

著者斉藤嘉造先生が書かれた貴重な物でした。

 

未来へと語り継ぎ、残していかなければいけないと思い、

この場をお借りし一部抜粋して、ご紹介していきたいと思います。

 

永い年月をかけ越前打刃物である鎌、包丁、鉈、鋏などが、

全国に広まった事実の物語です。』

 

商いの道 その7

 

農民と農民の素朴な商いが始まるのである。

 

行商人も自宅にあっては農民であるから生粋の商人のように

利に目敏い、利に険しい売込みはしなかったにちがいない。

 

いや、すばしこい売込みをしない方が、買う方も安心し

信用したと思われる。

 

故郷には妻や子が、田や畑が待っている農民である。

 

一山村に生まれたが故に、何かの副業に従事しなければならない

宿命を受けて、行商に出ているのである。

 

鎌行商人の道は一般商人の商いの道とは

違ったものがあったようだ。

 

 

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