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2014年9月

越前打刃物屋の仕事 パート8 トビ鉈(トビナタ)編

ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しては、

刃物研ぎをさせていただいております。

一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。

お急ぎの方には、ご希望にそえない事もありますので、時間に余裕のある時をみはらかってご持参ください。

お待ちしております。

 

2014727173718.JPG2014727173754.JPGこのトビナタは、ご自分で研いでは使い、研いでは使いと繰り返し使用されてきたものです。

 

今回刃こぼれが沢山出来てしまって自分で研ぐには、手間がかかってしまう為、当店に持ってこられました。

 

 

 

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刃先だけを研がれていたようでシノギの部分は、厚く短くなっておりました。

 

シノギの幅を広く削り、刃先の刃こぼれを直し、少しRをつけて刃こぼれしにくい様に仕上げました。

 

 

 

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2014727173954.JPG

刃物は全般に購入されたとき、研ぎ直されたとき等、いきなり硬いものや力ずくで切ったりと無理をせず、最初は刃物を馴染ませるつもりで、柔らかいものや力を加減して使われると、刃こぼれしにくくなります。

 

 

 

 

 

     (BEFORE ビフォー)                                                                (AFTER アフター)

 

越前打刃物屋の仕事 パート7 刈込鋏編

ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しては、

刃物研ぎをさせていただいております。

一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。

お急ぎの方には、ご希望にそえない事もありますので、時間に余裕のある時をみはらかってご持参ください。

お待ちしております。

 

201472716548.JPG2014727165526.JPGこの刈込鋏は、いたって普通に切れやんだので研いでほしいと、お預かりしました。

 

でも、使っているときに刃と刃がくっつくようで、使いにくかったとおっしゃていました。

 

 

 

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2014727165735.JPGおそらくヤニがこびり付き、鋏の開閉の邪魔をしていたと思われます。

 

刃研ぎをすれば、簡単にヤニは取り除けますが、ご家庭で手軽に除去するには、ヤニクリーンと言う商品がおすすめです。

 

 

 

     (BEFORE ビフォー)                                                                 (AFTER アフター)

 

 

 

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このスプレーは液体が泡状になっていて、ヤニのこびり付いた所にスプレーし、ほおっておくと泡がヤニを分解していきます。

 

数分後、タオル等でふき取ってやれば、綺麗にヤニは取り除けます。

 

越前打刃物屋の仕事 パート6 伸縮式刈込鋏編

ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しては、

刃物研ぎをさせていただいております。

一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。

お急ぎの方には、ご希望にそえない事もありますので、時間に余裕のある時をみはらかってご持参ください。

お待ちしております。

 

201472716850.JPGのサムネイル画像2014727161238.JPGこの刈込鋏は、柄がアルミのパイプで出来ていて、柄の長さが伸縮します。

 

通常の柄の長さでは、とどきにくい高い所や場所を刈り込みたいときに、柄を伸ばしてやると広範囲に作業が出来るという便利な鋏です。

 

 

 

 

2014727161439.JPG

2014727161559.JPG刃研ぎに関しては、ただ切れやんだだけなのでネジをはずし、重ね合う裏側一面を研ぎます。

 

 

 

 

 

 

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201472716192.JPG表側は、シノギと刃先をそれぞれ研ぐ事で再生されます。

 

 

 

 

 

 

     (BEFORE ビフォー)                                                                 (AFTER アフター)

越前打刃物屋のお客様 Cさん 刈込鋏編

このお客様とは、何十年のお付き合いになる方です。

 

御家庭で食パンを作って食べるので、パン切り包丁を買っていただいたり

ご主人が釣りに行って魚をさばくと言うので、出刃包丁や柳刃包丁を

買っていただいたり、庭の植木が伸びたので刈込鋏を買っていただいたりと

大変お世話になっているCさん。

 

何年か前に買っていただいた刈込鋏が、切れなくなったので

新しいのが欲しいと、来店されました。

 

枝を切切ろうとすると枝が、グニャッと曲がってしまい上手く切れないとの事。

 

それは切れやんでしまったのですね、研ぎ直しましょうかと言うと

これ研げるのと少し驚かれていました。

 

研げるのは包丁だけかと思っていたので、新しいのを買いにこられたそうです。

 

こちらの宣伝不足を痛感した出来事でした。 反省・・・

 

実はCさん福井市に在住で、ご実家が大野にある為、帰省される度に

当店へ来て下さる大変ありがたいお客様の一人です。

 

いつもありがとうございます。

越前打刃物屋店主サンドームへ行く

県内越前市と鯖江市にまたがる大きな建物、

サンドーム福井へ行ってきました。

 

9月13,14,15日の三日間、越前モノづくりフェスタ

2014という催しがありました。

 

地元の企業や団体が集まり、越前市が誇る

伝統産業や先端技術の魅力を、

発信するというコンセプトで開催されています。

 

この越前市は、国指定の伝統工芸品として

越前和紙、越前箪笥、越前打刃物があります。

 

もちろん自分のお目当ては、越前打刃物で

毎年目新しい物はないか、珍しい物、変わったものは

ないかと、楽しみに会場へと足を運んでおります。

 

今回目に留まったのが、武生特殊鋼材(株)さん。

 

このメーカーさん包丁の材料等を、製造されている会社で

展示ブースでは、完成した包丁やその包丁を使って

トマトの試し切りなど、実際に食材を切っての

切れ味の良さを体感してもらうという事をやっておりました。

 

見事な切れ味でした。

 

当店でもこの武生特殊鋼材さんの材料を使って、

出来た包丁を扱っている為、

お客様が良く切れると言って下さるのを

横目で嬉しく見ていました。

 

他にも伝統工芸体験コーナーでは、紙すきや蒔絵、

ろくろ等の体験が出来たり、お菓子や手織り、

ペーパークラフト等、手造りの様々な体験が

出来るようになっていました。

 

また、来年も見にきたいと思いました。

 

2014915121617.JPG201491512178.JPG2014915121757.JPGのサムネイル画像201491512209.JPG2014915122143.JPG2014915122221.JPG

 

越前打刃物屋の仕事 パート5 トビ鉈(トビナタ)編

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お待ちしております。

 

2014721114034.JPG2014721114118.JPG写真左側3枚お預かりした時の状態です。

このトビナタご自身で研いでいたそうで、刃先が波を打った形に変形してしまったそうです。

 

 

 

 

 

 

2014721114155.JPG2014721114232.JPG錆もひどく、奥まで浸透し何年もかけてこの様な形になり、直すには結構大変な作業になりました。

お客様が取りに来られ、その場で仕上がり具合を見て、刃先の波も無くなって正常に戻ったし、ピカピカになったと喜んで下さいました。

 

 

 

 

 

 

201472111437.JPG2014721114357.JPG研いだ後や、使用した後は、水分が刃物に付着しておりますので、水気を取り除き、乾燥させて刃物用油を付けておくと、錆びにくくなると思います。

 

 

 

 

 

     (BEFORE ビフォー)                                                                (AFTER アフター)

越前打刃物屋の仕事 パート4 握り鋏編

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2014721105623.JPG2014721105726.JPGこの握り鋏、お仕事で糸を切るのに使われている鋏です。

左側の写真2枚がお預かりした時の状態です。

刃先の真ん中あたりから先端にかけてよく使われるみたいで、試しに糸を切ってみると、糸がクネッと曲がり切れませんでした。

 

 

 

201472110587.JPG

2014721105840.JPG

裏面双方に錆もついていましたので、すくようにアールを付けながら錆を取りました。

表面は少し肉厚もあったので薄くして、刃先が分厚くならないように修正し右側の写真2枚のように仕上がりました。

 

 

 

 

   (BEFORE ビフォー)                                                                   (AFTER アフター)                                

                                

越前打刃物屋の仕事 パート3 裁ち鋏編

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201472017348.JPGのサムネイル画像20147201773.JPG写真左、この裁ち鋏通常は、生地を切るように作られたものです。が、何を切ろうとお客様次第。

この方は、最初布等を切っていたのですが、少し切れ味が落ちてきたので紙をきったり、後には庭の剪定に使ったりと、万能の鋏として使われていたそうです。

終いには青いペンキが付いたり、持ち手にはコンクリートまでと笑いながらおっしゃっていました。

写真右、持ち手の部分のペンキとコンクリートは取れませんでしたが、裁ち鋏として復活しました。

この次に持ってこられるときは、何が付着してくるのか楽しみに待っております。

 

越前打刃物屋の仕事 パート2 菜切り包丁編

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2014720163241.JPGこの菜切り包丁赤錆が、一面に腐食しています。

畑仕事用でいつも外で使っている包丁だそうです。

しまい忘れて何日も外に置きっぱなしにしてしまい、

雨に濡れてこのように錆びついたそうです。

赤錆は腐食が激しくなると外見だけじゃなく、

奥の方まで浸透してしまう可能性があります。

そうなってしまうと、研いでも研いでも刃こぼれ

                            したような状態になってしまいます。

                

2014720163414.JPGなので、錆は出来るだけ残さないように

包丁の厚みを考えつつ取りました。

写真下、このように再生されました。